皆さんこんにちは。
今回は、ドラッグストアなどで売っている薬について解説していきます。
一人暮らしの皆さんは薬を買っていますか。
- パッケージの表記がよくわからない
- 価格の違いやどれを選んでいいのかわからない
- 医薬品の分類について理解したい
今回は、選び方のヒントとしてパッケージに記載がよくある「薬用」、「医薬品」、「医薬部外品」の分類について解説していきます。
薬用とは
「薬用シャンプー」や「薬用歯磨き」、「薬用化粧水」など最近ドラックストアやスーパーなどでよく目にするこの薬用という言葉。これの本当の意味を理解していますか。薬用の意味は下記の通りとなります。
医薬品医療機器等法で「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を整え、又は皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的されている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう」と定義されています。メイクアップ化粧品、ヘアスタイリング剤、一般的な基礎化粧品や洗顔料、シャンプー、石けんなどが「化粧品」に該当します。
花王HP https://www.kao.com/jp/qa/detail/16570/より
理解できましたか。要するに法律で作用の緩和が目的とされている製品に薬用という言葉が使われています。あくまで緩和ですので治療や予防が目的ではないことに注意が必要です。単に、薬用だからいいという訳ではなく、効き目をしっかりと理解した上で購入を検討しましょう。
医薬部外品とは
パッケージには「医薬部外品」と書かれた商品もあります。それは、簡単に言うと「薬用」と同じ意味で記載されています。薬用=医薬部外品です。
薬用と書かれたパッケージの裏を確認してみてください。必ず医薬部外品と記入されています。そのため、緩和などが目的のため、治療や改善の効果はありません。
その反対の使われ方として医薬品と書かれた商品があります。次章で解説しますのでご覧ください。
医薬部外品はドラッグストアの通常のレジで購入可能です
化粧品とは
コスメとも呼ばれる化粧品は、体の美化や髪の毛などを艶やかに保つものです。
特に、治療や予防の成分は含まれていないため医薬部外品に相当します。
さまざまな化粧品が発売されている中、ネットなどには怪しいものも含まれています。お試しで今だけ100円などのキャンペーンには注意しましょうね。詐欺のケースが多いです。
化粧品はネット限定でなく、店頭にも置いてあるものが比較的信頼性が高く、価格も安いです。化粧品にお金をかけるのはいいですが、使いこなすスキルが重要です。あまり、お金をかけずにスキルを磨いていくことも大切かと思います。
コスメや化粧品が余った、自分には合わなかったなどがあればフリマアプリで出品しましょう。割と高確率で売れます。捨てるよりも売って!
医薬品とは
医薬品はその名の通り「薬」です。病気の治療や予防に使われます。病院に行ったときにもらえる薬や薬局で処方箋を持参して購入するものも薬です。
しかし、普通にドラックストアで購入できる薬もあります。なぜかというとそれは、分類が異なるためです。以下まとめた表をご覧ください。
分類 | 説明 |
---|---|
第一類医薬品 | アレルギー治療薬や胃腸薬などドラッグストアでもカウンターの奥にある製品は薬剤師の説明を受けてから購入が必要 |
第二類医薬品 | 風邪薬や鎮痛剤など、まれに入院被害を受ける恐れがある薬を指します。これは、必要な情報を極力提供して販売することが必要 |
第三類医薬品 | 整腸剤やビタミン剤など日常生活に支障を起こす程度の恐れはないが、不調や変化が起きる可能性がある場合の医薬品。手軽に入手可能 |
参照:日本学校保険会 https://www.hokenkai.or.jp/iyakuhin/03.pdf
以上から、分類によって普通に買える薬と買えない薬がありますので、ドラックストアなどに行ったら注意してパッケージを見てみましょう。
医薬品には副作用あり?
医薬品には個人差はありますが副作用が発生する可能性があります。
- 花粉症の薬を飲んだら眠くなる
- 解熱剤を飲んだら胃や腸が痛くなる
- 胃腸薬を飲んだら喉が渇く
- 頭痛薬を飲んだら吐き気がする
また、ごく稀にですが入院や治療が必要なくらい重症化してしまう場合があります。
そんな時は、副作用で「救済制度」がありますので問い合わせすると費用を補償してくれます。
詳しくは下記をご確認ください。
医薬品副作用被害救済制度『公式HPへ』
相談窓口:0120-149-931
薬を買って所得控除?
『セルフメディケーション税制』というものを知っていますか?
数年前から始まった制度ですが、個人が健康増進、疾病の予防などの目的で医薬品を購入した際に、一定の所得税を後から控除するという制度です。
- 年間の購入費用が1万2千円以上*1
- 購入時のレシートを保存している
- 医療費控除を受けていない
*1:どの医薬品でも対象となる訳ではありませんので注意です。
対象商品や制度の詳細は下記よりご確認ください。
厚生労働省『セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について』
申請はスマホとマイナンバーカードさえあればできます
治らない場合は病院に行くこと
気軽に病院などに通うことのできないのが一人暮らしです。
そのためにも必要最低限の常備薬は揃えておいた方が身のためです。今回まとめた分類を参考にドラックストアで購入しましょう。もちろんキャッシュレス決済がオススメですよ。
また、自宅に医薬品や医薬部外品があるかどうかも確認してみましょう。
もしかしたら、通常の効果や効能がもしかしたら自分が思っていたと違っていたなんてことに気づくかもしれません。
また、薬でも治らない時や悪化した場合は思い切って病院に行くことをお勧めします。はっきりとした原因がわかるのが病院です。より治療に効果的なアドバイスがもらえます。
まとめ
では、また。
薬にお世話になっていなければ健康で良いカラダですので、買わないに越したことはありません。
しかし、体の不調だけでなく、ニキビや吹き出物、炎症やかゆみなどの治療に薬を買うこともあるでしょう。こうした治療には自然治癒よりも薬を使った方が、早く治りますし、何より悪化しにくです。そのため、お金をかけても薬で治療すべきなのです。
さらに、症状がひどい場合や長期的に治らない場合は病院で診てもらうことをオススメします。原因がわかればその治療法がわかるので治りが早いです。
医薬品の分類を理解して適切に使い分けることで節約などにも繋がるでしょう。
では、また。